私が一人暮らしを始めて最初に悩んだのは、そこはかとない「寂しさ」です。もう、寂しくて寂しくて仕方ない。私の部屋のはずなのに、「ここは誰の部屋なんだろう?」と思ってしまうんです。それが、慣れないってことですよね。
もし一人暮らしではなくて、家族などと一緒に引っ越ししたとしても、部屋に慣れるまでは、なんとなく、どこの部屋なんだろう・・・なんて思うこともあるでしょう。でも、慣れ親しんだ家族がいれば、安心ですよね。
ところが、一人暮らしとなると、環境すべてが違ってしまいます。それに加えて、就職や入学などが重なったらもう大変!新しい環境続きで、不安だったり緊張したり・・・ストレスが溜まってしまうと思います。一方で、ワクワクすることもあるんですけどね。
いずれにしても、一人暮らしで寂しい!と感じる人は、結構多くいるみたいです。その寂しさに打ち勝つには、どうしたらいいのでしょうか。
一言で言うと・・・「慣れ」が大きいんですよね、やっぱり。そう言ってしまったら身も蓋もないとは思うんですけど、ある程度部屋に慣れるまでは、仕方ないんです。慣れてしまえば、寂しいなんてこと、考えなくなります。日々の仕事や家事に追われてしまいますからね。そうなれば、寂しいなんてことを考える間がなくなります。
問題はそれまでなんですよね。寂しさを紛らわすためには、どうしたらいいのか。ガマンするにも限界がありますしね。
私の場合は、慣れ親しんだものを増やすということで乗り越えました。あえて実家から卒業アルバムを持ってきたりとか、好きな服を見える位置に並べたりとか。
安心できる、落ち着く部屋というのは、結局のところ、「自分で選んだ、自分が慣れ親しんだモノ」がたくさんある部屋のことなんです。ですから、慣れたものをたくさん置くというのは、リラックス効果が高いんです。新しくてオシャレなものを置くのも楽しいですけど、寂しい気持ちを慰めるには、ある意味古くて慣れたものが一番。
そのためには、部屋で多くの時間を過ごすこともひとつですね。自然と自分のものが増えてきますからね。部屋に居たくないなあ、寂しいなあ、と思ったら、あえて部屋に居てカンタンな料理をするとかすると、自然と落ち着いてくるかもしれません。